さて、今年も初詣の季節がやってきます。
皆さんはお寺で初詣をしますか?もしくは神社で初詣ですか?
神社では願い事しますよね。 願掛けってやつです。
しかしお寺で願い事をするっていうのは何か抵抗ありません?
神社とお寺で手を合わせる行為というものは何か違うような気がしません?
神社でお願い事はしても良い良いのですが、お寺ではお願い事をしてはいけないという話を耳にしたことがあります。
実際のところはどうなんでしょうね。
その辺りのことを今日は調査してみました。
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目次
・お寺でお願いしてはいけない?
本来お寺というものは仏教の教えを説く場所なのだそうです。
つまり元々は願い事をする場所ではないようですね。
しかし現代ではお寺で願い事をする場所として認知されております。
お寺によって、願い事をしてはいけない宗派と、願いを通しても大丈夫な宗派というものがあるそうです。
・お寺でお願い事をしてはいけない宗派
天台宗 真言宗など
・お寺でお願い事をしても大丈夫な宗派
禅宗 浄土真宗など
私もこの記事を書くにあたって調べてみて初めて知りました。
「へぇー」ですよね。
私は以前からお寺でお願い事をするということに関して自然と抵抗がありましたので、お寺で手を合わせる時に心の中でいつも、「ありがとうございました」とつぶやくことにしてます。
自分がお寺をお参りする際に宗派など関係なくお参りしてるで、「ありがとうございました」と心の中でつぶやくのが一番適しているのでは?と自分なりに解釈しています。
それが間違っているのか正しいのか分かりませんが。
「ありがとうございました」はお願い事でないですよね(笑)
私はこれからもお寺では「ありがとうございました」と 心の中でつぶやくようにします。
・お寺に行く理由は?
そもそもお寺に行く理由っていうのは何なんでしょうね。
先ほども書きましたが、お寺というものはもともと仏教の教えを説く場所です。
では私たちの多くは、お寺に仏教の教えを得るために訪れているのでしょうか?
仏教の教えを得るためにお寺に行く人達っていうのは、かなりコアな人たちだと思うんですけど。
少なくとも私は違いますね。
癒しを得るために行ってます。
そして日々の感謝をしにお寺に手を合わせに行きます。
私の家は、一年の要所要所でお坊さんに自宅に来てもらって拝んでもらう、ということをするような家庭ではなかったので、 正直なところお寺と深い縁というものはありません。
今の多くの家庭がそうだと思うんですが。
実際のところ親族が亡くなったりした時に、お葬式や法事などでお世話になることがあるわけです。
先ほども書きましたが元々はお寺というものは仏教の教えを説く場所なのです。
お葬式、法事と言ったことをお寺がするようになったのは江戸時代あたりからだそうです。
実際のところ、時代とともにお寺を経営していくために先祖供養などをやり始めたということらしいです。
お葬式や法事といったものはお釈迦様が説いたものではありません。
日本にもともとあった土着的な宗教が、仏教と混ざって今のお寺というものがあるようです。
日本のお寺には複雑な背景があったんですね。
本来ならお寺に行く理由というのは、仏教の教えを得るために行く場所なんでしょうけど、今では多種多様な思いで皆さんお寺に出向いてますよね。
現代の人がお寺に行く理由というのはやっぱり癒しを求めていくのではないでしょうかね。
それと日々の感謝をしに手を合わせに行くんだと思うんですよ。
仏教の教えとは関係ないですけどね(笑)
・お寺の参拝方法
お寺には参拝方法というものがあります。
私も行った先々でお寺があれば手を合わせるようにしているのですが、 参拝方法は一切知りませんでした(笑)
こちらのサイト→https://shoeishaacademy.co.jp/goukaku-kigan/kigan03/に 参拝方法について詳しく解説されていました。
後は引用させていただきます。
1. 山門をくぐる
山門(さんもん)の前で一礼をします。仏様を敬う気持ちでします。そして、敷居を踏まずにまたいで、くぐります。
山門は神社で言えば鳥居と同じで、私たち俗界との境界と考えてください。
2. 手水舎で清める
基本的に神社と同じです。手と口を清めるところです。清める順番は、左手、右手、口、左手です。1.手水舎に一礼をします。
2.右手で柄杓(ひしゃく) を取って、手水をすくい左手にかけます。
3.左手に柄杓を持ち替えて、手水をすくい右手にかけます。
4.右手に柄杓を持ち替えて、手水をすくって、左手の手のひらに水をためて水を口に含みます。
5.音を立てずに軽くゆすいで、左手で口を隠して、水を静かにはき出します。 ※ 柄杓に直接口をつけないように気をつけてください。
6.そして、もう一度、口につけた左手を清めます。
7.最後に柄杓を立てて柄杓の柄に水を流しして、手でもったところを洗い流します。
8.柄杓を元の位置に戻し、手水舎に一礼をします。
3. 梵鐘を撞く
撞木(しゅもく=鐘を撞く棒のこと)を 2,3回振って振り子の力で撞きます。あまり強くしないことです。
自由に撞けるお寺の場合、お参りの前に撞きましょう。お寺から出るときは決して撞いてはなりません。お寺から出るときに撞くと「出鐘」と言い、死者を送るときの鐘とされて縁起が悪いからです。
4. お参りをする
寺院でのお参りでは、神社ではないので拍手はしません。数珠を持参して合掌するとよいでしょう。1.お線香を焚きます。 ない場合は省略します。※身を清めるためです。
2.一礼をして、お賽銭を入れます。そっと入れてます。お布施の意味です。金額は自分の気持ちです。
3.胸の前で合掌します。
4.一礼をします。
5. 御朱印をいただく
元々は、写経をして、そのお経をお寺に納めた証明書のようなものです。現在は納経料を払えば、いただくことができます。
6. 帰る
山門を出る前に本堂に向かって一礼して、くぐります。
ただ、今のご時世は流行り病のこともあるので、手水舎で口をゆすぐという行為は避けた方がいいかもしれないですね。
私はちょっと抵抗あります(笑)
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・お寺で参拝 願い事はどのようにすべき?言い方ってあるの?
一応は宗派によってお願い事をしてもいいお寺と、お願い事はしない方がいいお寺というものがあります。
・お寺でお願い事をしてはいけない宗派
天台宗 真言宗など
・お寺でお願い事をしても大丈夫な宗派
禅宗 浄土真宗など
実際のところ一般的にはお願い事をしてもよいという風に言われています。
しかし、何でもかんでも自分の都合で お願い事はしない方がいいですよね。
言い方としたら、人様に丁重にお願いするような感覚で、お釈迦様にお願い事をするべきだと思いますよ。
もしも自分が他人から頼まれごとをされた時に、気持ちよく引き受けられるような言われ方をイメージして、お釈迦様に願い事をすることを心がけた方が良いかと思います。
あくまでも謙虚に。
・お寺の願い事の種類ってある?
お寺の願い事の種類ってありますよね。
一般的なお寺での願い事の種類をピックアップしてみました。
願掛けの定番です。
◎厄除け
◎方位除け
◎大開運
◎家内安全
◎交通安全
◎商売繁盛
◎身体安全
◎病気回復
◎合格祈願
◎心願成就
◎安産祈願
◎職場安全
◎健康長寿
◎事業繁栄
◎工場安全
◎癌封じ
◎必勝祈願
これって神社での願い事にそのまま通じますよね。
作法の違いはあれど基本的にお寺と神社でお願い事するのは変わりないようですね。
・お寺の後に神社って行っても大丈夫?
私はお寺も神社もおかまいなく手を合わせに行くのですが、神様や仏様が喧嘩するということから、お寺の後に神社に行ったり、神社の後にお寺に行って手を合わせることはよくない、と言われています。
実際のところはどうなんでしょうか。
お寺の後に神社に行っても全く問題はないようです。
それはなぜかと言うとお寺や神社によって祀られている神様や仏様が違います。
それぞれの神社やお寺によってご利益も違いますし。
そもそも神様や仏様って、我々人間と同じように喧嘩なんてするんでしょうか?
神様や仏様が私たちと同じ人間のような争いごとをするような存在なら、わざわざ手を合わせに行きませんよね。
年配の方々はよくお寺の後に神社に行ったり、神社の後にお寺に行くと、仏様や神様が喧嘩すると言いますよね。
もしそう思われる方はお寺の後に神社に行かない方がいいと思います。
「神様や仏様に喧嘩してほしくない」というのも、手を合わせる人達の優しい配慮だと思いますので、そういう心遣いは尊重すべきだと思います。
手を合わせる私たちも、気持ち良くお寺や神社で手を合わせたいものです。
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・まとめ
お寺で願い事をしてはいけない、ということに関連した「気になる」を調査しました。
日頃、お寺や神社で手を合わせる習慣がある私も知らないことだらけでした(笑)
なんだか恥ずかしくなっちゃいましたね。
とは言っても、ガッチガチなルールに縛られながらお願いするのもどうなのかな?って思ってみたり。
最低限のマナーと配慮と、謙虚な気持ちで手を合わせれれば、私はそれで良いと思うのですが。
そんな事を思いつつ、次回お寺を訪れる時はお寺での参拝の作法を実践してみようと思いました。
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